家族で楽しむトレッキング

トレッキングとは

 トレッキングとは、一言で表すと”山歩き”のことです。
 登頂を目指すことを主な目的とする登山に対し、トレッキングは、結果的に行動の過程で山頂を通過することもありますが
山頂にこだわらず、山の中を歩き自然を楽しむことを目的としています。

親子トレッキングのすすめ

 現代は、大人も子どもも常に時間に追われて忙しく生活しており、親子の触れ合う時間が減っていると感じていませんか。 たまには、何からも束縛されない 『自然』 の中で、子どもと正面から向き合える時間を作ることも良いと思います。 

 子どもは何もない山の中からでもいろんなものを見つけてきます。五感を研ぎ澄ませ、子どもと同じ目線で自然を感じてみましょう。 
 ただし、子ども連れは早立ちを鉄則とし、焦らず急かすことなく歩きたいものです。途中、歩くことを嫌がっても叱らずに、気力が復活するのを待ちましょう。

 子ども連れでの山歩きができるのは、2時間程度の行程を自力で歩きとおせるようになる3歳くらいから数えても、およそ10年くらいというところでしょうか。山は確実に子どもを成長させてくれますので是非チャレンジしてみてください。

 同じ世代の家族と一緒に歩くことで、実力以上に頑張れちゃうのも子どもの特徴。そして、それが自信につながります。

山のマナーとエチケット

 山歩きでの注意ポイントをまとめてみました。
 
 山の植物を持ち帰らない。
 家から持ち込んだゴミは、家まで持ち帰る。
 狭い道でのすれ違いは登りが優先。
 すれ違う際には挨拶を。
 山に入る前にトイレを済ませる。

準備したいもの

 低山でも山は山。砂地・浮石などがありますので、靴だけは底のしっかりしたものを履いていただきたいです。あと、リュックは背中にぴったりフィットするものを、そして突然の雨に備えて雨合羽。子どもは成長が早いですから最初は簡易なもので十分です。
 慣れてくると徐々に高い山に挑戦していくと思いますので、その山に応じた道具を用意していくようにしましょう。

 子どもと一緒に歩くとき、荷物は取捨選択をしましょう。
 いざ子どもがぐずって歩かなくなったときには背負うことを念頭におき、荷物は必要最小限。また子どものリュックに入れるものは、重さで楽しさが半減しないようにおやつ程度のものから始めるのが良いと思います。
              持ち物リスト ⇒  (クリック)

愛知のおすすめトレッキングルート

 愛知県にはあまり高い山はありませんが、よく整備された東海自然歩道があり、初心者や子ども連れでも安心して歩ける山がたくさんあります。

 例えば…
      本宮山   789.2m
      鳳来寺山 694.2m
      岩巣山   480.5m

 自然豊かで登山道も整備されているのでおすすめです。

家族の絆づくり事業

 当財団では、子どもと家族が一緒にスポーツや文化的活動を行うことにより、家族のつながりの大切さを再認識していただくことを目的とした「家族の絆づくり事業」を行っています。

 その1つとしての
      
     
 愛知県内の良く整備された山道「東海自然歩道」を利用し、ゆとりある山行を企画しています。当日までに最低3回の下見と試歩を重ねて準備していますので、ぜひ家族でご参加ください!



【お知らせ】

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年度の「家族で楽しむトレッキング」につきまして中止を決定いたしました。
 
 なるべく少人数のグループ、消毒液等対策グッズの携行などの準備を進めてまいりましたが、万が一山中で感染が疑われる体調不良者が出た場合の救護方法や他の参加者へのリスクなど拭えない不安材料もあり、なかなか終息をみない県下の感染者数を鑑み、苦渋の決断となりました。

 昨年度の台風に続き、2年連続の中止ということで大変残念ですが、この想いは次年度に繋げましょう。

 過去のトレッキングルート    
年度 場所  ルートマップ等 
 平成24年度 犬山市  継鹿尾山    
 平成25年度 豊田市  猿投山    
 平成26年度 瀬戸市 高根山
山星山
   
 平成27年度 豊田市  寧比曽岳     
 平成28年度 春日井市 春日井三山     
 平成29年度 犬山市  継鹿尾山     
 平成30年度 新城市  乳岩峡     
 平成31年度
 (令和元年度)
瀬戸市 岩巣山
岩屋堂 
 台風の影響により
中止
 令和 2年度  瀬戸市  岩巣山
岩屋堂
新型コロナウイルス
感染症拡大防止
のため、中止




番外編

 宿泊付きでこんなトレッキングプランはいかがでしょう?

 山あるきをお考えるときついつい高さを求めがちですが、子ども連れの場合だと所要時間にして約1.5倍の時間を要すため、安全かつ楽しめることが第1になります。
 体力と心のゆとりを考えて、宿泊セットで考えてみましょう。

 学校の課外活動等でお馴染みの施設


   青年の家
     +
  桑谷山 435.4m

 里山ながら山と海の眺望を一度に楽しめる山が近くにあります。

旭高原少年自然の家
      +
 寧比曽岳 1120.6m

 旭高原少年自然の家にはウォークラリーなどができるコースがあります。

野外教育センター
     +
  鞍掛山 882m

 野外教育センターにはオリエンテーリングなどができるコースがあります。



    



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